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- 2023/03/01 >>現代を生きる私たちの味方『印堂(いんどう)』というツボ
現代を生きる私たちの味方『印堂(いんどう)』
いよいよ本格的な春の到来です。
でも、この時期は花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
今月は花粉症、不眠、ストレスなど現代によくみられる症状に効果のあるツボ「印堂」を紹介します。
【ツボの場所】
左右の眉毛の内側を結んだ、ちょうど真ん中に位置します。
触ると少し凹んでいます。
【名前の由来】
「印」は木版、「堂」は場所という意味です。昔の人はここに紅点を付けて
美しく装っていたことが名前の由来とされています。
【ツボの効果】
このツボは、鼻水や鼻づまりなど花粉症の症状に効果的です。
また、パソコンやスマートフォンを見た後の目の疲れ、頭痛、不眠症、ストレスや緊張の緩和にも効きます。
さらに、眉間にできたシワの改善、目ヂカラのアップ、肌のたるみ防止など、女性に嬉しい美容効果も備えています。
位置は眉間の中央です。
人差し指や中指の腹で、気持ち良さを感じるくらいの力でゆっくり指圧してください。
鼻の症状には、鼻が通るまで少し上の方向に押し上げてみてください。
不眠の改善には、寝る前に刺激するのがオススメです。
このツボで体調を整え、春の訪れをお楽しみください。
- 2023/02/01 >>体を温め、老化対策に効果あるツボ 『 太渓(たいけい)』
【体を温め、老化対策に効果あり『太渓(たいけい)』】
2月は暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。
今月は冷えだけでなく老化にも効くツボ「太渓」を紹介します。
【ツボの場所】内くるぶしの高さで少し後ろ、アキレス腱との間にある凹み。触ると動脈の拍動を感じます。【名前の由来】
「太」は盛んなことを意味し、窪みを「渓谷」と捉え、足の裏から
湧き出たエネルギーが渓流となって注ぐイメージです。
【ツボの効用】
「太渓」をほぐすと下半身の血行が良くなり、全身の冷えの改善に繋がります。
また、腎臓の機能を高めるため、水分代謝を良くし、下半身のむくみ改善も期待できます。
排尿機能を調節し、頻尿、残尿感、前立腺肥大など泌尿器症状にも効果があり、骨粗鬆症、腰痛、抜け毛など老化対策にも効きます。
さらに女性特有の生理不順、生理痛、更年期障害などの症状も緩和してくれます。
ほぐす時には、窪みの中央に人差し指を当て、アキレス腱を優しくつまむ感じで押してみましょう。
近くに大きな血管が通っているので、お灸やカイロなどで温めるのも良いですよ。
さあ、このツボを上手く使って、寒い時期を乗り切りましょう。
- 2022/12/01 >>【風邪や肩・腕の症状に効く『尺沢(しゃくたく)』】
【風邪や肩・腕の症状に効く『尺沢(しゃくたく)』】
冬は乾燥の季節。エアコンを使う機会も増え、咳や喉の痛みなどの症状が現れやすくなります。
先月に続き、今月も風邪症状に効くツボ「尺沢」を紹介します。
【ツボの場所】
手の平を上にし、肘を曲げると、親指側に太い腱が出てきます。
そのすぐ外側のくぼみです。
【名前の由来】
昔、手首から肘までの長さを1「尺」としていました。
「沢」は、沼沢のことであり、低い凹地を差しています。
「肘にあるくぼんだ所」が名前の由来です。
【ツボの効用】
「尺沢」は、咳が止まらない時に使用したいツボの一つです。
咳だけでなく、呼吸困難、痰や喉の痛み、口・喉の渇きなど風邪の症状に効果があります。
また、肘にあるため、腕や肘の痛み・腫れ・麻痺の他、肩や背中の痛みやコリといった症状も緩和してくれます。
このツボは、手の平を上にして肘を曲げた時にできるシワの上、親指側にある筋肉の外側にあります。
腕をつかむようにして、親指でほど良い強さで押してみてください。
お灸で温める、お風呂の中で刺激するのもオススメです。
特に咳症状がある時は、ツボが張っているため優しく押してください。
さあ、今年も残りわずかです。体調を整えて、新たな年を迎えましょう。
- 2022/11/01 >>咳や喉の痛みなど風邪症状に効果あり!『太淵(たいえん)』
【咳や喉の痛みなど風邪症状に効果あり!『太淵(たいえん)』】
11月に入り、少しずつ気温も下がり、木の葉もめっきり色づいてきました。
空気も乾燥していますので、今月は風邪の症状に効くツボ「太淵」を紹介します。
【ツボの場所】
位置は、手の平側の手首、親指の付け根で、触れると軽く脈打っている場所です。
手首をつかむようにして、反対の親指で優しく押してみてください。
左右両方のツボを押すと効果的ですよ。
【名前の由来】
「太」は大きいこと、「淵」は深くて広いことを意味します。
手首の大きなへこみにあることから、「太淵」と名付けられました。
【ツボの効能】この「太淵」は、発熱、せき、咽喉炎など特に風邪をひいたときに使用すると効果があります。また、手首に位置することから、母指痛、肘・腕・手首の痛み、腱鞘炎にも効果的です。さらに、嘔吐、お腹の張り、動悸、胸の痛み、不整脈など、呼吸器系から整形外科系、消化器系、循環器系と幅広い症状に効くのです。
それでは、風邪に注意して、深まっていく秋を楽しみましょう。
- 2022/10/01 >>【目の症状や美容に効果があるツボ 『四白(しはく)』 】
- 10月に入り、過ごしやすい気候になってきました。今月は、「読書の秋」にぴったりのツボ「四白」を紹介します。【ツボの場所】このツボは瞳孔の下、だいたい小鼻のまっすぐ横に位置し、瞳の真下のくぼんでいる所から、指一本分(約1cm)下がったところに位置します。【名前の由来】「四方八方を白い光で満たす」という意味があるように、目の疾患に効果があることが名前の由来です。【ツボの効能】由来どおり、「四白」は、眼精疲労をはじめ、目の充血・かゆみ、視力回復などに効果があります。また、頭痛・めまいなどにも効き、さらに顔の血流を整え、筋肉の緊張をほぐすため、顔のむくみ、しみ、しわ、くすみ、目のクマを解消し、透明感のある美肌や小顔効果など美容効果も期待できる、「美人のツボ」とも言われているように女性にとっても嬉しいツボなのです。親指以外の 4 本の指、自分の押しやすい指の腹を使って気持ち良い強さで押し、クルクルと円を描くようにマッサージしてみましょう。このとき、顔をやや上向きにするとツボをとらえやすいのでオススメです。左右のツボを両手で同時に押してもOK。この秋は、ぜひ読書を楽しんだり、近所の秋らしい風景を眺めたりしてみてください。
- 2022/09/01 >>胃腸、そして全身の調子を整えるツボ『 解谿(かいけい)』
9月に入っても残暑がこたえますね!
暑さで弱った胃腸を元気にしましょう!
今月は、体内の血液循環・水分代謝を改善し、
胃腸をはじめ全身の調子を整えてくれるツボ「解谿」を紹介します。
【ツボの場所】
つま先を上げた時、足首の前面に横に走るシワの中央で、内くるぶしと外くるぶしのちょうど真ん中辺りのくぼみです。
【ツボの由来】
足首の前面の中央にあるこのツボは、履物(はきもの)のひもをほどく(「解」)場所にあるくぼみ(「谿」)、というのが名前の由来です。
【ツボの効用】
この「解谿」は、足の症状から、腰部、腹部、顔面、頭部に至るまで、ほぼ全身に及ぶ症状に効果があります。
胃腸の働きを活発にして、便通を促してくれるのをはじめ、ツボに近い足首の軽い捻挫、
足のむくみや冷え・疲れ・しびれ、ギックリ腰、顔のむくみ、頭痛、目の充血、眼精疲労などにも効きます。
刺激の方法としては、かかとを手の平で包むようにしながら親指で押してみてください。
また、親指をツボに当ててつま先を前後左右に動かすことで、血行をさらに良くすることができます。
市販の灸で温めるのも良いでしょう。
このツボを上手に使って、暑さで疲れた身体を癒していきましょう。
- 2022/08/01 >>【全身を温め、肩コリ・首の痛みに有効なツボ『大椎』】
【全身を温め、肩コリ・首の痛みに有効なツボ『大椎』】
暑い日が続き、クーラーが欠かせない季節です。
ですが、体の冷えや冷えからくる首・肩のコリなどの症状はありませんか?
今月は、体全体を温め、首や肩の症状に有効なツボ「大椎」を紹介します。
【ツボの場所】
首を前に曲げると、首と背中の境目辺りにボコッと大きく出っ張る骨(第7頚椎)のすぐ下。指一本分くらいのスペースがある部位です。
【名前の由来】ツボは首の後ろ、第7頚椎と第1胸椎の間にあり、大きな椎骨というのが名前の由来です。首には大きな血管が通り、風邪は首の後ろから入ってくると言われています。
【ツボの効能】
そのため大椎を温めると体全体が効率的に温まり、風邪による発熱、気管支喘息やアレルギー性鼻炎に効果的です。
また、クーラーによる首や肩のこり、頭痛、咳嗽、うつ、寝違い、皮膚発疹等の症状を和らげるのにも効果あり。
さらに、大椎は脳への通り道にあるため、強めに刺激すると頭をスッキリとしてくれます。
刺激するには、温めるのが一番。
お灸のほか、手軽な方法として、中温程度のドライヤーの風や、ちょっと熱め(43℃くらい)のシャワーで1分程度温めると、全身がポカポカしてきます。
今年の夏は首を上手に温めて、元気に過ごしていきましょう。
- 2022/07/01 >>胃の症状、むくみ・痰に効くツボ『豊隆』
- 湿度が高いこの季節。湿気で体がだるくなったり、冷たいものを摂り過ぎて、胃の調子が悪くなったりしていませんか?今月は、胃痛や胃もたれなど消化器症状やむくみ・痰などに効果的なツボ「豊隆」を紹介します。【ツボの由来】“豊”は豊富、“隆”は盛んであることを意味します。すねの少し外側で、肌肉が豊富で隆起している場所にあることからこの名前が付きました。豊隆は余分な水分、老廃物を排泄する役割があります。【ツボの場所】位置は、膝のお皿と足首を結ぶすね中央の高さ。すねを横から見て横幅のほぼ真ん中にあります。
【ツボの効果】
また、体内の循環をスムーズにする働きがあり、消化吸収能力を高めてくれます。今の季節、まさに湿気のため痰が溜まりやすく、体が重だるくなりやすいので、このツボを刺激すると効果的です!咳を鎮め、喉の痛みを軽減でき、頭痛や眩暈にも効果があるとされています。
親指の腹を使って、気持ちいい強さで押しましょう。使い捨てカイロやプロによるお灸で温めるのも効果がありますよ。このツボを上手に使って、梅雨から夏に移っていく疲れやすい季節を乗り切っていきましょう!
- 2022/06/01 >>全身の不調に効く万能ツボ『腎兪』
- 気温の差が大きかった今年の5月も終わり、ジメジメとした梅雨を迎えようとしています。天候不順により、身体にだるさはありませんか。今月はそんな時期にぴったりなツボ「腎兪」を紹介します。【ツボの場所】おへその裏側でちょうどウエストのくびれライン、背骨から指2本分外側。両手を腰に置くと親指があたる場所。【ツボの効用】「腎兪」は万能ツボとも呼ばれ、下半身をはじめ、全身の不調を改善してくれます。何となく腰が重い、足がだるいなど足腰の症状、めまいや耳鳴り、消化不良や食欲不振などの症状、トイレが近いなどの腎臓疾患、体の疲れやむくみも腎臓系の不調や新陳代謝の悪さが影響するので有効です。また、女性特有の月経痛、月経不順など、生理機能の調整にも効果あり。このツボは、おへその高さで腰に両手を置くと、自然に親指が届く腰付近にあります。両方の親指を左右のツボに当てて揉むのも良いですし、イスに座ってテニスボール2個を左右のツボにあて、ツボの上を転がすようにして刺激するのも良いでしょう。冷えている時は、使い捨てカイロなどで温めても効果的ですよ!腎兪を上手く使って梅雨を乗り切りましょう。
- 2022/05/01 >>足や腰背部(背中から腰にかけて)の症状に効くツボ「承山」
晴れ渡った空に新緑の清々しさを感じる季節になりました。
外出の機会が増えた方もおられるかもしれません。
でも、体調管理は大丈夫?今月は、足や背中・腰の症状に効くツボ「承山」を紹介します。
【ツボの場所】
アキレス腱から膝に向かってなで上げると指が止まるへこみ。ふくらはぎの筋肉の真ん中付近に位置します。
【名前の由来】
このツボは膝の裏とくるぶしの中間点にあり、「ふくらはぎの筋肉の隆起している場所」ということから名前がつけられました。
【効用】
効能としては、背中・腰から足にかけて、主に下半身の気の通りを良くし、関節の筋肉を柔らかくするため、足の疲れやむくみ、こむら返りなどに効果を発揮します。足は「第2の心臓」と言われています。このツボを刺激することで、体内の循環を促すことが可能です。また、腰痛や坐骨神経痛などで足腰に痛みや疲れがある場合にも効果的です。帰宅後やお風呂上がりに、片足を立てて膝を抱え込むような姿勢で座り、
刺激します。
両手でふくらはぎを包み込み、左右の親指を重ねてツボに当てて
じっくり押しましょう。
足がじんわりと温かくなり、ほぐれる感覚を得ること
ができます。承山の効果を活かして、上手に体調を整えてみてください!
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