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- 2023/07/01 >>【体の内にも外にも幅広く効くツボ『 志室(ししつ)』】
- 【体の内にも外にも幅広く効くツボ『 志室(ししつ)』】いよいよ夏ももうすぐ!ですが、皆さん体調はいかがでしょうか。今月は体のだるさや内臓の不調、腰痛まで幅広く効果のあるツボ「志室」を紹介していきます。【ツボの場所】このツボは、腰の一番細いライン上にあります。「腰が痛い!」という時に思わず手を当てる場所で、腰痛の特効穴として用いられます。肋骨の一番下の高さで腰に手を当て、背骨に向けて親指をすべらすと触れる硬い場所。背骨から左右に指4本分ほど外側です。【名前の由来】名前は、「意志を成し遂げようとするエネルギーを蓄える場所」が由来と言われています。【ツボの効果】腰痛の特効穴として用いられます。また、腎臓の働きを良くし排尿困難や夜間頻尿に効くだけでなく、他の臓器の機能も調整してくれるため、全身のだるさを軽減することができます。さらに生理中の腰のだるさなどの婦人科疾患や、胃腸など消化器系の機能の改善にも効果あり。両手でウエストを掴み親指の腹を腰に当て、外側から背骨に向かってじんわり押してみてください。背中が丸まった状態では刺激が伝わりにくいので、姿勢は正してください。手の平で優しくさするも良し、寝転んでツボにテニスボールを当てて刺激するのも良しです。今年は志室を上手に使って、本格的な暑さに備えましょう。
- 2023/06/01 >>体調のサインが現れ、疲労回復に効く万能ツボ『湧泉(ゆうせん)』
- 【体調のサインが現れ、疲労回復に効く万能ツボ『湧泉(ゆうせん)』】今年も梅雨が近づいて来ました。この時期は身体も疲れやすくなるため、今月は疲労回復に効くツボ「湧泉」を紹介します。【ツボの場所】場所は、足の裏、土踏まずの斜め上辺りで、 足の指を曲げて一番へこむ場所。足の裏のたての中心線と、指を入れずに横に3等分した線が交わる辺りです。【名前の由来】「生命力が泉のように湧き出る」ことに由来。万能のツボと呼ばれ、身体的・精神的な疲れをとり、身体の不調を改善する効果があると言われています。【ツボの効果】万能のツボと呼ばれ、身体的・精神的な疲れをとり、身体の不調を改善する効果があると言われいます。また、体調により様々なサインが出る場所です。例えば、排泄不足で老廃物が溜まっている時は硬くなり、活力がなく疲れているとブヨブヨの状態になると言われています。刺激すると、血液の循環が良くなり、頭痛、のどの痛み、食欲不振、高血圧、冷え性、腰痛に効く他、老廃物の排出、むくみの緩和、ホルモンバランスの安定、体力・気力の回復など幅広い効果があります。両手の親指でツボを押すと上手く力が入ります。手で押すのが難しい場合は、ゴルフボールで押す、青竹の上に乗り足踏みをすることで、心地良く刺激することができます。お灸で温めるのも効果的。ドライヤーやカイロでも大丈夫。湧泉の力で、今年の梅雨を元気に乗り切っていきましょう。
- 2023/05/01 >>血行とホルモンバランスを整えるツボ 『 照海(しょうかい)』
【 血行とホルモンバランスを整えるツボ『照海(しょうかい)』】
立夏を過ぎると暦の上ではもう夏!早いですね。
今年の4月は気温や天気の変動が激しかったですが、疲れは溜まっていませんか?
今月は血行とホルモンバランスの面から体調を整えてくれるツボ「照海」を紹介します。
このツボは、内くるぶしのすぐ下にあります。
【探し方】
内くるぶしの一番高いところから親指の幅分だけ真下のくぼみ。
押すと痛みを感じる場所です。
【名前の由来】
「海を照らすような明るさ」という意味合いが込められていると考えられています。
ツボ「照海」の刺激によって、体内の元気な状態を心がけ、陽のエネルギーを活性化させ、明るい前向きな気持ちになる効果が期待されています。
【効用】
全身の血行を良くし、熱っぽい症状、例えばほてりや眩暈、耳鳴り、頭痛、喉の腫れなどに効きます。
排尿障害など泌尿器系の症状改善や、免疫力を高め風邪の予防にも役立ちます。
また、ホルモンバランスを整えることで、更年期障害など婦人科系の不調軽減に有効です。
さらに疲労、老化防止、不眠の他、気が重いといった精神的な症状の緩和が期待できます。
足の冷え・痛み、腰痛の軽減にも効果的です。
ケアの方法は、気持ちが良いと感じる程度に指でやさしく押してみましょう。
入浴時に押したり、市販のお灸で温めたりしても良いですよ。
このツボを使って健康に過ごし、5月の鮮やかな新緑を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 2023/04/01 >>鼻や頭をスッキリしてくれるツボ『上星(じょうせい)』
鼻や頭をスッキリしてくれるツボ『上星(じょうせい)』
新年度が始まり、新たな生活をスタートされた方もおられるでしょう。
でも、花粉症の時期はまだ続いています。
今月は鼻や頭の症状に効くツボ「上星」を紹介します。
上星は頭部にあり、髪の生え際の中心から少し上に位置します。
【ツボの場所】
顔の真ん中の線上で、髪の生え際の中心から親指の横幅分(約2センチ)上がったところ。ブヨっとむくんだ感じや、凹みがあります。
【名前の由来】
名前の由来は、「人体の天空(上額)に輝く星」ともいわれています。
【ツボの効果】
このツボは、鼻の通りを良くしてくれ、花粉症や風邪による鼻詰まりや鼻水、
蓄膿症に効果があります。また、頭の血行を改善し、頭痛や頭重感、眼精疲労、
めまい、顔の火照りにも効きます。さらに、寝る前に刺激するといびきの防止
にも効果的です。
人差し指や中指の腹で、円を描くように押したり、カイロで温めたりしてみて
ください。指で押しづらい時は、先の丸い棒で優しく押しても大丈夫。
上下方向に押す方法や、やや強めに押してパッと力を抜く刺激法もあります。
鼻が良く通り、頭がスッキリしますよ。
より良い新生活を送っていただくため、上星をうまく使って体調を整えてくださいね。
- 2023/03/01 >>現代を生きる私たちの味方『印堂(いんどう)』というツボ
現代を生きる私たちの味方『印堂(いんどう)』
いよいよ本格的な春の到来です。
でも、この時期は花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
今月は花粉症、不眠、ストレスなど現代によくみられる症状に効果のあるツボ「印堂」を紹介します。
【ツボの場所】
左右の眉毛の内側を結んだ、ちょうど真ん中に位置します。
触ると少し凹んでいます。
【名前の由来】
「印」は木版、「堂」は場所という意味です。昔の人はここに紅点を付けて
美しく装っていたことが名前の由来とされています。
【ツボの効果】
このツボは、鼻水や鼻づまりなど花粉症の症状に効果的です。
また、パソコンやスマートフォンを見た後の目の疲れ、頭痛、不眠症、ストレスや緊張の緩和にも効きます。
さらに、眉間にできたシワの改善、目ヂカラのアップ、肌のたるみ防止など、女性に嬉しい美容効果も備えています。
位置は眉間の中央です。
人差し指や中指の腹で、気持ち良さを感じるくらいの力でゆっくり指圧してください。
鼻の症状には、鼻が通るまで少し上の方向に押し上げてみてください。
不眠の改善には、寝る前に刺激するのがオススメです。
このツボで体調を整え、春の訪れをお楽しみください。
- 2023/02/01 >>体を温め、老化対策に効果あるツボ 『 太渓(たいけい)』
【体を温め、老化対策に効果あり『太渓(たいけい)』】
2月は暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。
今月は冷えだけでなく老化にも効くツボ「太渓」を紹介します。
【ツボの場所】内くるぶしの高さで少し後ろ、アキレス腱との間にある凹み。触ると動脈の拍動を感じます。【名前の由来】
「太」は盛んなことを意味し、窪みを「渓谷」と捉え、足の裏から
湧き出たエネルギーが渓流となって注ぐイメージです。
【ツボの効用】
「太渓」をほぐすと下半身の血行が良くなり、全身の冷えの改善に繋がります。
また、腎臓の機能を高めるため、水分代謝を良くし、下半身のむくみ改善も期待できます。
排尿機能を調節し、頻尿、残尿感、前立腺肥大など泌尿器症状にも効果があり、骨粗鬆症、腰痛、抜け毛など老化対策にも効きます。
さらに女性特有の生理不順、生理痛、更年期障害などの症状も緩和してくれます。
ほぐす時には、窪みの中央に人差し指を当て、アキレス腱を優しくつまむ感じで押してみましょう。
近くに大きな血管が通っているので、お灸やカイロなどで温めるのも良いですよ。
さあ、このツボを上手く使って、寒い時期を乗り切りましょう。
- 2022/12/01 >>【風邪や肩・腕の症状に効く『尺沢(しゃくたく)』】
【風邪や肩・腕の症状に効く『尺沢(しゃくたく)』】
冬は乾燥の季節。エアコンを使う機会も増え、咳や喉の痛みなどの症状が現れやすくなります。
先月に続き、今月も風邪症状に効くツボ「尺沢」を紹介します。
【ツボの場所】
手の平を上にし、肘を曲げると、親指側に太い腱が出てきます。
そのすぐ外側のくぼみです。
【名前の由来】
昔、手首から肘までの長さを1「尺」としていました。
「沢」は、沼沢のことであり、低い凹地を差しています。
「肘にあるくぼんだ所」が名前の由来です。
【ツボの効用】
「尺沢」は、咳が止まらない時に使用したいツボの一つです。
咳だけでなく、呼吸困難、痰や喉の痛み、口・喉の渇きなど風邪の症状に効果があります。
また、肘にあるため、腕や肘の痛み・腫れ・麻痺の他、肩や背中の痛みやコリといった症状も緩和してくれます。
このツボは、手の平を上にして肘を曲げた時にできるシワの上、親指側にある筋肉の外側にあります。
腕をつかむようにして、親指でほど良い強さで押してみてください。
お灸で温める、お風呂の中で刺激するのもオススメです。
特に咳症状がある時は、ツボが張っているため優しく押してください。
さあ、今年も残りわずかです。体調を整えて、新たな年を迎えましょう。
- 2022/11/01 >>咳や喉の痛みなど風邪症状に効果あり!『太淵(たいえん)』
【咳や喉の痛みなど風邪症状に効果あり!『太淵(たいえん)』】
11月に入り、少しずつ気温も下がり、木の葉もめっきり色づいてきました。
空気も乾燥していますので、今月は風邪の症状に効くツボ「太淵」を紹介します。
【ツボの場所】
位置は、手の平側の手首、親指の付け根で、触れると軽く脈打っている場所です。
手首をつかむようにして、反対の親指で優しく押してみてください。
左右両方のツボを押すと効果的ですよ。
【名前の由来】
「太」は大きいこと、「淵」は深くて広いことを意味します。
手首の大きなへこみにあることから、「太淵」と名付けられました。
【ツボの効能】この「太淵」は、発熱、せき、咽喉炎など特に風邪をひいたときに使用すると効果があります。また、手首に位置することから、母指痛、肘・腕・手首の痛み、腱鞘炎にも効果的です。さらに、嘔吐、お腹の張り、動悸、胸の痛み、不整脈など、呼吸器系から整形外科系、消化器系、循環器系と幅広い症状に効くのです。
それでは、風邪に注意して、深まっていく秋を楽しみましょう。
- 2022/10/01 >>【目の症状や美容に効果があるツボ 『四白(しはく)』 】
- 10月に入り、過ごしやすい気候になってきました。今月は、「読書の秋」にぴったりのツボ「四白」を紹介します。【ツボの場所】このツボは瞳孔の下、だいたい小鼻のまっすぐ横に位置し、瞳の真下のくぼんでいる所から、指一本分(約1cm)下がったところに位置します。【名前の由来】「四方八方を白い光で満たす」という意味があるように、目の疾患に効果があることが名前の由来です。【ツボの効能】由来どおり、「四白」は、眼精疲労をはじめ、目の充血・かゆみ、視力回復などに効果があります。また、頭痛・めまいなどにも効き、さらに顔の血流を整え、筋肉の緊張をほぐすため、顔のむくみ、しみ、しわ、くすみ、目のクマを解消し、透明感のある美肌や小顔効果など美容効果も期待できる、「美人のツボ」とも言われているように女性にとっても嬉しいツボなのです。親指以外の 4 本の指、自分の押しやすい指の腹を使って気持ち良い強さで押し、クルクルと円を描くようにマッサージしてみましょう。このとき、顔をやや上向きにするとツボをとらえやすいのでオススメです。左右のツボを両手で同時に押してもOK。この秋は、ぜひ読書を楽しんだり、近所の秋らしい風景を眺めたりしてみてください。
- 2022/09/01 >>胃腸、そして全身の調子を整えるツボ『 解谿(かいけい)』
9月に入っても残暑がこたえますね!
暑さで弱った胃腸を元気にしましょう!
今月は、体内の血液循環・水分代謝を改善し、
胃腸をはじめ全身の調子を整えてくれるツボ「解谿」を紹介します。
【ツボの場所】
つま先を上げた時、足首の前面に横に走るシワの中央で、内くるぶしと外くるぶしのちょうど真ん中辺りのくぼみです。
【ツボの由来】
足首の前面の中央にあるこのツボは、履物(はきもの)のひもをほどく(「解」)場所にあるくぼみ(「谿」)、というのが名前の由来です。
【ツボの効用】
この「解谿」は、足の症状から、腰部、腹部、顔面、頭部に至るまで、ほぼ全身に及ぶ症状に効果があります。
胃腸の働きを活発にして、便通を促してくれるのをはじめ、ツボに近い足首の軽い捻挫、
足のむくみや冷え・疲れ・しびれ、ギックリ腰、顔のむくみ、頭痛、目の充血、眼精疲労などにも効きます。
刺激の方法としては、かかとを手の平で包むようにしながら親指で押してみてください。
また、親指をツボに当ててつま先を前後左右に動かすことで、血行をさらに良くすることができます。
市販の灸で温めるのも良いでしょう。
このツボを上手に使って、暑さで疲れた身体を癒していきましょう。
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